野生動物を狙え!!センサーカメラ(トレイルカメラ)の失敗しない選び方と使い方

野生動物の姿を見る機会ってなかなかないですよね。
興味があって自然のなかを歩き回っても、さっぱり会えないです。
いるはずなのに会えない。
そこで思うのは、間接的でもいいので見たい!

野生動物の写真を撮りたい!
センサーカメラが欲しい!

ただ調べてみると、種類がいっぱいあるうえ何がいいのか全く分かりません。
安くないから失敗はしたくない!

ここでは次のステップでセンサーカメラについてお勉強します。
①簡単にセンサーカメラの基本知識と使い方を知ります。
②必要な機能を知ります。
③カメラを選びます。
④実際に設置します。

こんにちは、こんです。

環境調査会社にいたころ、動物調査の一環としてセンサーカメラを設置して動物の撮影をしていました。
ネズミからクマまでほとんどの動物は撮影できます。
会社を辞めてからしばらくはセンサーカメラから離れていたのですが、春に面白そうな樹洞を見つけたので、試しに仕掛けてみたら興味深いデータがとれて、すっかりハマってしまいました。

その様子は下記のブログに書いてます。
センサーカメラ(トレイルカメラ)で野生動物観察【ブナ老齢林のネズコ樹洞編④】

センサーカメラ(トレイルカメラ)について

自動撮影カメラは一般にセンサーカメラと呼ばれています。

英語圏の人たちと話すときはトレイルカメラの方が通じます。
動物の通りそうな所や出入りしている場所に設置して、生息状況などを調べます。

ツキノワグマ
ツキノワグマ 成獣

日本では野生動物の撮影用に設置しているのを目にする機会はほとんどないですが、外国で野生動物の保全活動をしている国立公園では見かけることがあります。
いままでで一番たくさん設置されていたのは、ネパールのチトワン国立公園。
トラの保全のために設置されていました。
カメラの前はトラの足跡だらけでした。あと、サイの足跡も。

センサーカメラは赤外線センサーを搭載しています。
センサーの範囲内で哺乳類など熱を発しているものを感知して撮影します。
なので、哺乳類以外にも鳥類や風にゆれる植物にも反応します。

右端にマミジロという鳥がいます。

試したことはないですが、この赤外線センターではガラス越しの撮影は出来ないとのことなので、注意してください。

センサーカメラに必要な機能

センサーカメラを調べると、よくわからない情報が多すぎて迷ってしまいます。
必要な情報は多くないので、見るべきポイントも少しです。
最近はスマホで遠隔操作をしたり、画像や動画をメールで送ったりする機種がありますが、通常はそこまでの機能は必要としないので、ここでは省きます。

センサーカメラで必要な機能と用語は次の通りです。

IMPORTANT
トリガースピード・・・センサーが熱(動物)を感知して撮影するまでの時間です。早い方がいいです。
夜間撮影赤外線フラッシュ・・・2種類あります。ノーグロウ(不可視光線)フラッシュは、人間や動物に見えない波長の周波数を照射して撮影します。ローグロー(可視光線)フラッシュは、フラッシュ部分がほのかに赤く光ります。ローグロウの方が安いのですが、最近はノーグロウが主流になってきています。
ハイブリット撮影・・・静止画と動画を同時に撮影します。
CHECK
インターバルモード・・・同じ動物が撮影され続けないように、一度撮影したら、その後~分間は撮影しないという機能です。
タイムラプス機能・・・指定した時間間隔で撮影します。1時間に1回というように設定します。植物の成長記録のような撮影ができます。
フィールドスキャン(スケジュール)機能・・・例えば18時から6時の夜間だけ撮影、のように必要な時間だけ撮影することができます。
BASIC
画素数、解像度・・・画像がきれいかどうかの指標となります。
カラー・・・基本的に日中はカラーで夜間は白黒です。
センサー反応距離、角度・・・基本的に反応距離は30m程度、角度は40~50°程度です。フラッシュ照射もこの範囲で対応しています。
動作温度、湿度・・・-20~60℃で5~90%程度が一般的です。
電池寿命・・・180~360日などとなっていますが、撮影枚数や動画の有無などで大きく変わります。冬でなければ、6か月くらいは大丈夫だと思っています。
防水・・・ごく一部のメーカーを除いて、防水とはなっていないです。ただ、いままで相当な日数と台数を使っていますが、故障は一度だけで、あまり心配しなくていいと思っています。気になるようでしたら、設置するときに開閉部をテープでふさぐといいです。

センサーカメラの選び方

ヒント
画素数は高いほうがいい!
トリガースピードは速いほうがいい!
ノーグロウがいい!
ハイブリット撮影できる機種がいい!

結論からいうと、BUSHNELLとTRELというメーカーがいいです。
必要な機能がすべて備わっています。

野外で長期間設置するものなので、マシントラブルが起こると、その時間は水の泡となってしまします。
なので信用できるメーカーから買うべきです。

僕はBUSHNELLを昔から使っていて、満足度は高いです!
買って失敗はありません。
ただ、マニュアルは英語です。
操作は簡単なので、英語でも感覚的に設定できます。

あと、いまおすすめしているのは、TRELというメーカーです。
BUSHNELLと比べてスペックはやや劣りますが、性能は十分で安いです。
正直、見た目もこちらがかっこいい!
そして、説明書が日本語ということ。

TREL日本語マニュアル

初めてのセンサーカメラなら、説明書が日本語のTRELがいいです。

ただTRELには一つ小さな問題点があります。
付属の、カメラを木に縛るロープが超短いこと。
使い物になりません。
ホームセンターで別途、荷締めベルト(ラッシングベルト)を買う必要があります。
僕は幅20mmで長さ2mのものを使っています。数百円です。

他にもいっぱいメーカーがありますが、不安なので僕の選択肢にはないです。
だって、マシントラブルで失った時間は返ってこないから。

この2メーカーのおすすめ機種の必要部分を比較します。

BUSHNELL BUSHNELL メーカー TREL
TROPHYCAM
XLT30MP
ノーグロウDC
TROPHYCAM
XLT24MP
ノーグロウ
機種名 18J-D
3000万画素 2400万画素 画素数 1800万画素
0.2秒 0.2秒 トリガースピード 0.7秒
30m 30m センサー反応距離 30m
48° センサー反応角度
38° 50° 撮影範囲角度 55°
ノーグロウ ノーグロウ 夜間撮影赤外線 ノーグロウ
可能 可能 ハイブリット撮影 可能
デュアルイメージ
コア搭載(注)
  その他  

BUSHNELL TROPHYCAM XLT30MTのデュアルコアイメージとは、昼夜の撮影時の光条件に合わせて、適切な明るさで撮影をする機能です。
僕も次はこの機種を買おうと思っています。

3つの機種は全てSDカードと単三電池が必要になります。
またどちらのメーカーも盗難防止用のケースが別売りであります。

現地での設置および注意点

まずセンサーカメラには名前と連絡先を書いておきましょう。
山を歩いている人が偶然見つけたときに、撮影されていることを不快に思うかもしれないので「環境調査中」などと書いておくといいです。

「環境調査中」と名前・連絡先を貼っておく。

センサーカメラは1~1.5mくらいの高さに設置します。
狙うポイントからは5mくらい離れるといいでしょう。
近いと動物の画像の色が白く飛んでしまいます。

センサーカメラと対象動物の距離や、動物のサイズについては下の記事にも書きましたので、参考にしてみてください。

センサーカメラ(トレイルカメラ)と対象動物の適切な撮影距離を実際に検証

また、日中に風で動く植物に反応したりするので、開けた場所を狙うのがいいです。
落ち葉を靴でどかすと、夜に動物が様子を見に来てるようです。

開けた場所に設置し、落ち葉は足でどかす

センサーカメラ_キツネキツネが遊びに来た

カメラの回収ですが、僕は4か月をめどにしています。
電池切れの他にセンサーカメラの不具合や、万が一設定ミスがあってもやり直しがきくようにです。
メーカーの仕様書だと180~360日(BUSHNELL)となっているので、もっと長くても大丈夫でしょう。

ヒント
センサーカメラ設置で、僕が恐れていること。
①電源入れ忘れ!
②電池がちゃんと入っていないこと!
この2つを防止するために、電源をちゃんと入っているか、電池がちゃんと入っているか、写真を撮っています。
帰りに「はっ、そういえば!」と不安になったときに、確認できるように。
あと電源を入れると本体のランプが赤く光るので、目視で確認しましょう。

盗難防止用セキュリティーワイヤー

BUSHNELLセキュリティーワイヤー取り付け

センサーカメラは長期間、野外に放置することになるので、盗難が心配です。
センサーカメラを販売しているサイトでは、センサーカメラ用のセキュリティーワイヤーも販売しています。
正直、高いと思います。

以下に、キュリティーワイヤ-作成のサイトを貼るので、参考にしてください。

3分で完成!セキュリティーワイヤーの作り方【センサーカメラ(トレイルカメラ)盗難防止用】

セキュリティーワイヤ-は作り方を覚えれば、3分で作れます。
しかも材料費はかぎを含め1,000円以下で作れます。

おびき寄せるためのえさについて

自然の中に食べ物を置くことは、正直あまり良いことではないです。
なのでえさを置くときは、最小限にとどめましょう。

僕がいままで試したえさは、ドックフード、キャットフード、魚肉ソーセージ、グラノーラ、油揚げ、煮干し、生魚、ピザポテト、マヨネーズ、バタピーなどです。
極端に成績のいいえさはない感じですが、最近はピザポテトと魚肉ソーセージを使っています。

いちばん大事なのは、動物が通る場所に設置すること!

センサーカメラのまとめ

センサーカメラはちゃんとしたメーカーの物を使う。
BUSHNELLとTRELは必要な機能が備わっている。
センサーカメラには、「環境調査中」名前・連絡先を書く。
動物が通りそうで、障害物が少ないところに設置する。
わくわくしながら待つ。
回収する。

僕はいま、樹洞に設置するのが楽しいです。
特にルールはないので、環境や場所を変えて試行錯誤してみてください。
きっと予期せぬ楽しい出会いがあると思います。

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