センサーカメラ(トレイルカメラ)で野生動物観察【ブナ老齢林のネズコ樹洞編②】

センサーカメラは、船形山の升沢遊歩道のブナ林内に設置しています。
対象は地上から2mの高さにあるネズコの樹洞。
センサーカメラから樹洞の距離は1.8mです。

こんにちは、こんです。

前回「センサーカメラ(トレイルカメラ)で野生動物観察【ブナ老齢林のネズコ樹洞編①】」に続き、約1か月間(2020年5月2日~5月29日)樹洞めがけてセンサーカメラを仕掛けたので、結果を報告します。

前回の記事はこちらになります。
センサーカメラ(トレイルカメラ)で野生動物観察【ブナ老齢林のネズコ樹洞編①】

前回は冬毛のテンがねぐらとして樹洞を利用していました。
ねぐらからは日の入の15~20分後に出ていくこと、帰ってくる時間はおおむね日の出1時間前からで時間にばらつきがあることがわかりました。

今度は夏毛のテンの姿や、あわよくば繁殖に関連する行動が見れるのではないかと期待してセンサーカメラを設置しました。

センサーカメラと樹洞の距離は1.8m

樹洞を訪れた動物

前回、樹洞をねぐらにしていたテンは、今回は一度も樹洞に来ませんでした。
その代わりに、またしても予想外の訪問者が現れました。

モモンガとヤマネです!

樹洞を訪れた日にち。
5月10日 モモンガ、アカゲラ
5月23日 モモンガ、ヤマネ
5月24日 ヤマネ
5月25日 モモンガ
ときどき アオゲラ

どちらも樹洞を訪れている時間はごくわずかで、ちらっとのぞいてすぐに立ち去りました。
モモンガは3度来ていることから、定期的に訪れているようです。
前回天敵であるテンが使っていた樹洞に、モモンガとヤマネが訪れるということから、次の2点が推測できます。

最近テンは使っていない。
樹洞が魅力的である。

現在樹洞には、種名はわかりませんが大きいアリが住み着いています。
アカゲラは一度、アオゲラはときどき訪れているのですが、樹洞に魅かれて来たのか、アリを食べに来たのかはわかりません。
少なくとも、一度も樹洞に入ることはなく、繁殖には利用しないようです。

現在アリが住み着いていることから、その樹洞を使うとは思えないですが、今後もモモンガとヤマネは様子を見に来ると考えられます。

アリが住み着いている。


モモンガとヤマネについて

モモンガはリスの仲間で、ムササビのように飛膜を持ち、木から木へ滑空して移動します。
ムササビとの一番大きな違いは体の大きさです。
滑空しているときのムササビは座布団サイズなのに対して、モモンガは広げたハンカチほど。
ムササビよりも山奥に生息しているイメージがありますが、情報が少なくてよくわかりません。
食性はムササビとよく似ていて、木の葉は芽、樹皮を食べます。
繁殖期間は5~7月、妊娠期間は30日、通常2~3子を出産する。
子どもは1か月半ほどで離乳し、寿命は4~5年程度と考えられています。

ヤマネは頭胴長6.8~8.4cm、尾長4.4~5.4cmで山地から亜高山に生息する。
ヤマネの繁殖期は冬眠から覚めて1~2週間後に始まり、メスは1回に3~4子を産みます。
雑食で昆虫や木の実、芽、葉や果物を食べます。
寿命は5年ほどを言われています。
国の天然記念物です。

今まででわかったこと

今までは、樹洞のサイズに合わせて使う動物が決まっていると思っていました。
この樹洞はムササビのサイズです。
しかし実際は、テンがねぐらとして利用したり、明らかに体の小さいモモンガとヤマネが出入りしています。
テンが入ることができる樹洞に、モモンガやヤマネが入るということ自体、かなり危険な行為です。
モモンガは定期的に訪れているようですが、ヤマネの出現頻度の少なく、樹洞に気づいて立ち寄ってみた程度だと思われます。

今後期待すること

これからは夏鳥として、樹洞を利用すると言われるフクロウ類のコノハズクやオオコノハズク、アオバズクが期待できます。
哺乳類では木登りが得意なヒメネズミとハクビシンも来そうです。
さすがにハクビシンは樹洞に入れないと思いますが、わかりません。

樹洞はアリが住み着いているので、もし他の動物が利用する場合どうするのか、撮影されれば面白いと思います。

電池を交換してそのまま設置してきたので、次回はまた1か月後にデータを回収する予定です。

続きが気になる人は、こちらをどうぞ。
センサーカメラ(トレイルカメラ)で野生動物観察【ブナ老齢林のネズコ樹洞編③】

BUSHNELLのセンサーカメラを使用しています。
僕が、一番信頼しているセンサーカメラです。

もしセンサーカメラに興味出たら、下のリンクを読んでみてくださいね。
センサーカメラの記事です。
野生動物を狙え!!センサーカメラ(トレイルカメラ)の失敗しない選び方と使い方

【今日(5月29日)の鳥-おまけ-】

キビタキ、オオルリ、センダイムシクイ、アカゲラ、アオゲラ、オオアカゲラ、アカハラ、マミジロ、ヨタカ、コマドリ、コルリ、ノジコなど

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