ヤマトカワゴカイの生殖群泳(産卵)観察【生き物好きの干潟の遊び方】

こんにちは、こんです。

宮城県で生き物や自然を楽しんでいます。

花見とゴールデンウィークの間の、ぽっかりと空いた期間に最適なアクティビティを紹介します。
寒くなくて虫がいない、最高の季節です!

干潟というと、潮干狩りと釣りのイメージしかないですよね。
でも、生物が豊富で多様な干潟では、いろんな生き物を観察できます。

今回紹介するのは、

ヤマトカワゴカイの生殖群泳

地味でしょ。
なぞでしょ。

誰も知らない。
そこがいいんです!

ゴカイが、春に群れで泳いで、放精・放卵を行います。

ポイントを押さえれば誰でも観察できるので、参考にしてみてください。

花見とゴールデンウィークの間のイベントとして、友達を誘って、ワイワイ見に行ってみるのも楽しいかも。
こんな企画を立てる人はいないし、ふつうに生活してたら絶対出会わないしね。
地味に盛り上がるよ!
ほんとに!!

ヤマトカワゴカイとは

ジップロック入りヤマトカワゴカイジップロック入りヤマトカワゴカイ

ゴカイは環形動物というグループに属しています。
そんなこと言われても想像できないよね。
環形動物は、ミミズやヒルの仲間。
しかもゴカイは足がいっぱいついてます。
「ギャー!!」
ハイ、想像がつきました!

ゴカイの仲間で汽水域(海水と淡水が混じるところ)に多く生息している種に、ヤマトカワゴカイとヒメヤマトカワゴカイがいます。
この二種は非常に似ていて、顕微鏡がないと見分けがつきません。

ヤマトカワゴカイは生殖群泳を行うのにたいし、ヒメヤマトカワゴカイは生殖群泳を行いません。
つまり、生殖群泳をしている姿を見れれば、ヤマトカワゴカイといえます。

生殖群泳とは、普段砂のなかで生活している生き物が、水中に出てきて、群れで放精・放卵を行うことです。
大潮のあたりに観察できます。

ゴカイは、普段は干潟の砂の中にすんでいるので、目にすることはごく稀です。

ただ、この時期だけは、簡単に見ることができます。

産卵の時だけ、細っぽい体を遊泳に適した体に変えます。
目を大きくして、足をオール状に変化させ、体毛も変えます。
内臓を小さくして、そこにオスは精子を、メスは卵を貯めて遊泳します。

体を変化させたヤマトカワゴカイは、生殖群泳後に全滅します。

ヤマトカワゴカイの生殖群泳をする時期と時間帯

4月後半の大潮で満潮と観察時間が一致する日に観察を行います。
干潟や海では、大潮の時に産卵する生き物が多いですよ。
潮の満ち引きが大きいので、遠くまで卵を運んでもらえるからでしょう。

HINT
もう少し詳しくいうと、満潮の45分後から2時間の間がゴールデンタイム。
ピークは満潮の1時間半後です。

2020年4月26日 18:00~20:00

これが今年の、恒例「蒲生を守る会」ヤマトカワゴカイの生殖群泳観察の日時です。

ヤマトカワゴカイは春に生殖群泳し、全滅します。寿命1年。
ヒメヤマトカワゴカイは、生殖群泳せず周年生息します。

ヤマトカワゴカイは全滅するので、翌朝死体だらけになっているはず。
なのに、朝になるの全く目にしません。
魚やシギ・チドリといった鳥類のえさになってるようです。

ヤマトカワゴカイの生殖群泳の観察場所と観察方法

ヤマトカワゴカイ生息環境
ヤマトカワゴカイの観察

観察場所は、水の流れが速くないところ。
足場がよい所にしましょう。

懐中電灯を片手に岸ぎわの水面を照らしてウロウロしていると、なにやらニョロニョロ動いているものを発見できると思います。

僕たちが観察したときは、19時を過ぎてからどこからともなく泳いでいるヤマトカワゴカイが姿を現しました。
砂の中から出てでているのでしょうが、出てくる瞬間が見れない。
はじめはポツポツですが、観察しているうちに、どんどん数が増えていきます。

石のかげなど、流れの影響が少なそうなところで放精と思われる行動も見れました。

動画では白っぽいのと黒っぽいのがいます。
白っぽいのがオスらしいです。

特に終わりはないので、満足したら終了!

持ち物

必要なもの

懐中電灯
長靴
寒くない服装

あると楽しいかも

あみ
観察用にジップロップ
記録用にカメラやノート

<おススメグッズ>

魚や貝以外の水の生き物を広く扱っている図鑑は少ないです。
あっても、内容がいまひとつだったり。
僕は値段が手ごろで内容がしっかりしている、NEOシリーズが好きです。
また、これから生き物の勉強をしたい人は、水の生き物は「分類」や「進化」がビジュアル的に想像しやすいので、この図鑑を見ることをおススメします。

野鳥の会の長靴は軽くてコンパクトなので、旅行にも最適です。
しかも、普通の長靴よりも丈夫で長持ちします。
売れている理由がわかります。

最近はLEDのすごく明るい懐中電灯が安く手に入ります。
僕は個人的に、最近の懐中電灯は明るすぎる気がします。
あと、小さいと夜なくしたりするので、小さすぎないのがいいです。
総合評価で、このパナソニックの懐中電灯が一番好きです。

ヤマトカワゴカイ生殖群泳観察のまとめ

大潮で満潮の45分後から2時間の間に生殖群泳があります。
ピークは満潮の1時間半後です。
足場がよく、流れの少ない所で観察。
19時過ぎくらいからニョロニョロ出現してきます。
白っぽいのがオス、黒っぽいのがメスです。
記憶に残りやすい姿なので、夢にでてくるかもしれません。

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